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自民党の小林温議員が辞職しましたね。

出納責任者らが公職選挙法違反(買収)罪で

起訴されたことを受け、

江田五月参院議長に辞職願を提出し許可されたということ。


出納責任者がやったことでも議員の責任になるというのが

いわゆる連座制。

これ、最高裁で合憲判決が出ているのは

司法試験受験生の皆さんご承知のとおりです。

この判例で私が面白いと思うのは、以下のくだりです。
ちょっと長いですが引用します。

 「公職選挙法(以下「法」という。)二五一条の三第一項は、
同項所定の組織的選挙運動管理者等が、
買収等の所定の選挙犯罪を犯し禁錮以上の刑に処せられた場合に、
当該候補者等であった者の当選を無効とし、かつ、
これらの者が法二五一条の五に定める時から
五年間当該選挙に係る選挙区(選挙区がないときは、
選挙の行われる区域)において行われる
当該公職に係る選挙に立候補することを禁止する旨を定めて
いる。

右規定は、いわゆる連座の対象者を
選挙運動の総括主宰者等重要な地位の者に限っていた
従来の連座制ではその効果が乏しく選挙犯罪を
十分抑制することができなかったという
我が国における選挙の実態にかんがみ、
公明かつ適正な公職選挙を実現するため、
公職の候補者等に組織的選挙運動管理者等が
選挙犯罪を犯すことを防止するための選挙浄化の義務を課し、
公職の候補者等がこれを防止するための
注意を尽くさず選挙浄化の努力を怠ったときは、
当該候補者等個人を制裁し、選挙の公明、適正を回復する
という趣旨で設けられたものと解するのが相当である。


この赤い部分。

オモシロくないですか?

裁判所が、モロに、選挙犯罪が抑止できなかったという

国会の不備(ほんとはもうちょい過激に言ってもよいと思うが)

を認めているんです。



過激バージョンに変換すれば、

「これまでの規定だと『秘書がやったことです』とかいう

言い逃れをし放題なので、そういうバックレを

許さないためには仕方ないんです」

そんな文脈でしょうかね。



最高裁判決は、合憲判決がほとんどですが、

合憲と判断しつつも、ある程度国会に対して

チクリと言っている部分などがあったりして、

そういうところに裁判官の悩みというか、

落しどころの探り方が表現されていることがあって

面白いと思っています。
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